日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。 忍者ブログ

頁を戻る頁を捲る

静かな町


 新幹線も止まる隣駅までよく歩いて買い物に行っていた頃を不思議に想った。インフルエンザの予防接種を受けに久し振りに隣駅まで行ったけれど、特に何を見るでもなく帰ってきた。態々騒々しい町まで出掛けなくても此の町で今は事足りる。それだけ周囲に建物が増え賑やかになったとも言えるけれど、ぶらっと買い物に出られるのはいいし、通りから外れれば静かで誰も歩いていない道が幾らでもあるのもいい。
 壱日弐日と人に逢わなくてもあたしは平気で、鳥や草や風や川に逢えれば其れで愉しいと想ってしまう。だからと言い他人と全く交流が無いのも駄目で、弐言参言でいいのでときどき言葉を交わすのがいい。誰もいないのが好きなのでなく、ひたすら静かなのを好む。
 帰ってきてベッシー・スミスのSt.Louis Bluesを聴いた。ルート66も随分変わったのだろうが、変わる前も寫眞でしか知らず、廃れた町をただ想い浮かべている。
 悲しみが樹木に止まっている町は悲しいのだろうか・・・。けれど、悲しみも樹木に止まっていない町はそれよりうんと悲しく想える。

拍手

      郵便箱

   
      * メールは表示されません