日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。

(6月からお休みしていましたが、再開しました。)
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陽射しと回帰と


 昼を過ぎると窓がオレンヂ色に染まるようになった。和室から消えた陽射しが戻ってきた。全く照らないのは、ひと月余りに過ぎない。そろそろ花瓶に挿す花を求めてもいいだろうか。先日花屋の店先に、ひなげしだったかアネモネだったかはなきんぽうげだったかが活けられているのをちらっと見掛けた。
 花の代わりに机に置いた蜜柑や柚子が入れ替わる日も遠くないだろうと想っていると、今日買い物から帰ると玄関先の階段に陽射しが落ちていた。「キクとハシ」の鉢植えもじき外へ出せるようになるだろう。
 戻ってくるのは鳥ばかりでなく、陽射しばかりでなく、自身も何かに戻るのかもしれない。弐月は寒がいっとう厳しいのに、毎年壱月に春を感じ、身を正そうとする。年が変わったせいだろうとずっと想ってきたけれど、そうではなかったように想う。
 先へ先へ、遠くへ遠くへと、人は未知なるものを求め歩いていこうとするけれど、其の行為は自身へ回帰するものに他ならない。あたしの足元は何でできているだろう・・・。そう考えると過去から受け継がれてきたものに上書きするよう暮らしていきたいと、日々に想いを馳せずにいられない。

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