日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。

(6月からお休みしていましたが、再開しました。)
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草色の


 草色のカーディガンの編み直しを始めたのはいつだったろう。暖かくなるにつれやる気が失せていき暫く手を付けずにいた。また少し気温が下がったのを機に始めてみると、想ったより進みがよくあとは釦付けを残すだけまでとなった。但し釦穴の数をひとつ多くしてしまい、色が色だけに陸個必要な釦をどれを使うか決めるのに頭を悩ませることになってしまった。
 あたしのすることだから・・・。此の科白は自分にとりすっかり魔法のような言葉になった。何かをする都度何かを作る都度此処まで不恰好でいいのだろうかとも想うけれど、失敗を恐れないのや初めからできないなんて想わなくていいのも明らかに失敗作だったにしても過度な落胆をしないで済むのが愉しい。
 やればできると訳も無く励まされたこともあったし、此れがこうなのだから本当はきみはやればできるのではと言われたこともあったけれど、やればできると云う言葉であたしの意欲がかきたてられたことはなく反って気持ちは萎えた。
 自分のやり方をみつけることはなんとも難しかったけれど、自分のやり方をみつけるってこう云うことかと知ったときは本当に安堵した。
 草色のカーディガンが仕上がったなら、重松清の「青い鳥」をまた読もうか。

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