日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。 忍者ブログ

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曇り空


 曇り空の下で馳せた想いは、大きな樹木に引っ掛かり、芙蓉の花の色を眼に落とした。
 人が本来の暮らしを棄て人と云うものから離れてしまう夢を、此の頃頻繁に見るようになった。棄てる者は、今の時代に合わないと言い、これからの時代を作る為にそうする必要があると説くのだけれど、自分はいつも留まり動こうとしない。そうしてそのうち足並みを乱す者だと批難を浴び、人の中にいられなくなり、森の奥へ去ろうとするするところで目が覚める。
 自分の選んだものの方が優れていると云う想いから、人は争いを始め、やがて主旨はそっちのけで互いの粗を探し、憎みあう。そこまでならまだいいのだろうが、互いに武器を持ち始め力を誇示し、そのうち相手をねじ伏せようとした結果周囲のものを傷付け破壊する。其れをいたしかないことだと言い正しいと主張し、更には考えを周囲の者に植え付けていく。
 自分は正しいと殊更述べるものを疑う。人は迷い、ぐらつき、苦悩する。他の為に心を痛める者ならば。

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