日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。

(6月からお休みしていましたが、再開しました。)
忍者ブログ

頁を戻る頁を捲る

八月の鯨


 公開は1987年だったらしい。自分が最初観たのはいつだったか忘れてしまったけれど、こう云う静かな映画は何度観てもいい。
 中学生から高校生の頃、「死刑台のエレベーター」や「郵便配達は二度ベルを鳴らす」や「俺たちに明日はない」「大人は判ってくれない」「鉄道員」「道」「冒険者」「小さな恋のメロデー」、邦画だと「赤ちょうちん」が好きだった。それから何と言っても「ひまわり」が。成人してからは「永遠と一日」「バクダット・カフェ」「ギルバート・グレイプ」「歩いても歩いても」「山の郵便配達」、テレンス・マリック監督の映像の美しさに、「ストレンジャー・ザン・パラダイス」「テルマ&ルイーズ」「バッファロー'66」などを好きになった。そして「八月の鯨」。此の映画は、いつか自分もあんなふうに暮らしていけたらとの憧れもあり回を重ねる毎、「ミツバチのささやき」「イル・ポスティーノ」、クリント・イーストウッド監督の「ミリオンダラー・ベイビー」や「パーフェクト・ワールド」と同じよう好きが増している作品だ。
 日々を繰り返しあたしたちは生きている。其れをして何の為にと言われてももうあたしは委縮することはないだろうし、其れをする為の無駄な時間があなたにはあっていいと言われてももう悪いことをしている気持ちにはならないだろう。繰り返すことで作られる暮らしや日々がありできていく自分がある。気付いた些細なことをひとつ増やしたりひとつやめてみたりするだけでも、壱年弐年と経てば暮らしも日々も自分も結構違うものになっていたりする。
 黙って笑う今の日々は、以前からすると随分気持ちのよいものなった。鉛筆を置いたなら鯨を観に行くようにあたしもあたしの場所へ出掛けてみようか。

拍手

      郵便箱

   
      * メールは表示されません