日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。

(6月からお休みしていましたが、再開しました。)
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俄か雨


 急に降ってきたかと想えば突然空が明るくなる、そんな雨を参、肆度繰り返し陸月は始まった。

 白い花をふわふわとつけた枝が売られているのをみつけ傍までいくと、名札にドウダンツツジとあった。あたしが知るドウダンツツジとはだいぶ花の形が違い、また値段の方も桁が違ったので手は出さずに帰った。いったい或の樹木は何だったのだろう。気になって調べてみたけれど、似たような花を付ける樹木が沢山あり判らなかった。名前なんて知らなくてもいいのだけれど、名前を知らないと探せないのが厄介なところだ。
 此処一週間ばかり迷っていたスグリの枝も買わずに帰った。名札が付いてなかったらスグリだとも気付かなかったかもしれない。そんなだから緑色の実を見ただけではどのスグリか全く見当が付かない。今日覘いたところではひと粒赤く染まっている実があったので黒すぐりでないことは確かだろう。
 ・・・雨を眺めながらそんなふうにずっと樹木の枝のことばかり考えていた。植物、と云うのが廿代前半の頃のあたしのなりたいものだった。今は其れとは異なるけれど、たいした違いは無いように想う。どれを選んでも昨日から今日、今日から明日へ(滅びることも含め)時を繋いできたものには違いない。

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