日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。 忍者ブログ

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まるい眼鏡


 昼間は晴れれば暖かくもなるが、朝夕の寒さに炬燵の線を繋ぐことにした。電気ポットの湯は保温状態にすると弐時間もすれば冷めてしまう。亀たちは餌を食べなくなり、とうとう此の季節が来たのだと想い、インフルエンザの予防接種の予約をし、台所に電気ストーブを置き、羽毛布団を出し、籠の中に入っていたものを手袋やマフラーと取り替えた。
 つるだけべっ甲のような柄のまるい眼鏡には、休んで貰うかどうか迷っている。前枠とつるを繋ぐ辺りを壁(箪笥だたかもしれない)にぶつけてしまい、根本から片側のつるが下がってしまった。掛けてしまえば違和感はそうないのだけれど、もう長いこと使っているのでレンズに小さな傷が結構付いている。けれど、クラシックな装いで細い枠で小振りのまるい眼鏡、且つ手頃なものを探すのはそう簡単にいかない。
 成人し初めて自分で買った眼鏡こそまるいものではなかったけれど、其の後はずっとまるい眼鏡で過ごしている。ジョン・レノンもジャン・レノの好きだけれど、あたしの理由はジャニス・ジョプリンだった。彼女の歌は大好きだけれど、彼女自身や彼女の歌に自分を投影はしていない。なのに彼女を愛らしくいとおしく想う気持ちがあり、だいぶ小振りだけれど同じようなまるい眼鏡をしていると心が落ち着く。
 取り敢えずさざんかの花が散り終える頃までには此のまるい眼鏡には休んで貰おう、と云うことにしておこう。

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