日々の雑感、他愛ないこと。印のように記してみたり。日々の呼吸を此処に。 忍者ブログ

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 そろそろ身に付けているのには蒸し暑くなってきたので割烹着をしまうことにした。夏はエプロン風のワンピースを割烹着代わりとしよう。棚の上に置いた籠の中身を交換し、壱番左端に置いた籠の中身を確認しておいた。
 礼服は暫く着用してない。続くときは続くのだろうか。父が亡くなった頃は壱箇月に壱度くらい着ていた。人が亡くなることを想うと、其れは人が生きていたことであり、なつかしい匂いが蘇る。ただ、父と弐匹の猫の場合は違う。彼らとは現在進行形で頭の中で会話している。元気でいる?などと語り掛けていたりもする。思い出すと其処にいるかのように画像が浮かぶ。・・・浮かぶ、と云うよりは感じると云った方が近いかもしれない。父はよく老眼鏡を掛け背を丸め足の爪を切っている。斜め後ろから自分は其れを見ている。そうしていると、手は必ずと言っていいほどポケットに突っ込まれている。
 だから自分には冬でも夏でも割烹着がいる。泣き出したくなるようなひとときを過ごすために。

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